「将の器 参謀の器」〜童門冬二〜

この閉塞した時代を打ち破る真のリーダー像を書くために歴史上の人物にスポットライトを当てて書いた本。
歴史好きにはライトな感覚で読めるビジネス書でしたp(^^)q。


ただタイトルで期待した内容ではちょっとなかったかも。
いわゆる「リーダー論」をテーマとしている本はたっくさんあるけど,No.2や支える側をテーマとしたのはあんまり見たことなかったので期待したんだけど,結局その部分の記載は少なくて,リーダー論が多かった。


ただ少なかったけど参謀の器の章は面白かったけどね。清洲城の壊れた城壁を一夜で直した秀吉の話や,初代水戸藩主の家老の話などは,へ〜って思いましたp(^^)q。
リーダーが大変なのはもちろんだけど,それを支える参謀がいるからこそ活躍出来るし,参謀もリーダーに対してかなりの覚悟と勇気(戦国時代なら,大名に諌言したら斬られるかもしれない!)が必要だったし,それはいつの時代でも代わらないでしょう。


内容はリーダー論がかなりを占めているので,これを読んで「自分はどっちの器か?」というのはあまりわからないけど,「前例を踏襲しない」「でも前の体制を全否定しない」などなど,なるほどと思う部分はたくさんあるので,期待とは少し違ったけどオススメの1冊だと思います。


まあ少なくとも自分は「将の器」ではないな〜とは思いましたが(>_<)。