高速道路無料化がいかに害が大きいか、心配 〜ロイターを見て〜

最近プレジデントロイターを見ることが多いのですが、その中でなるほど〜と思う記事がありました。

<高速道路無料化「天下の愚策」の9つの復讐>

車を運転するので、高速道路が安いのは確かに嬉しいのは嬉しいんですけど、個人的にはこの政策は僕も反対です。


増税国家になりそうな気配がビンビンに漂っている日本ですが、高速道路無料化はそれを助長しかねない政策であるとのこと。確かに支出が過去ないくらい増大してしまっている中、さらに高速料金も税金で賄うとなると、また支出が増えて国家財政が危機的になってしまう。

無料化だと、確かに一時的に得をした感じもあるが、全員で割り勘しましょう!という悪平等主義の一つになってしまいます。
利用が少ない期間に利用者を増やして、結果的に高速道路収入を確保するための割引(深夜時間帯を安くするなど)はいいとは思うんですけど、一律に安くするのはあまり良くないと思う。


民主党が今年6月から地方の一部の路線で無料化の社会実験をやります。それが発表された時マスコミなどでは「東名高速道路など、利用者が多いところで社会実験しないと意味がない!」という主張がたくさんありました。本格的に実験するならば確かに東名とか関越とか必要かもしれないですけど、今やったら大渋滞が起きて大変そう・・・。


民主党にかけているのは、「物事は受益者負担」という姿勢だと思うのです。益を受ける人がそれなりに負担をするのは当然のこと。ただし医療費を始めとして、高額だと負担できないからそれに対する補助なりサポートなりというのは必要だと思います。

子供手当ても、現金で支給するのではなく、「子持ちの家庭が子供のために何かを行った」(保育園に通う、病院にいく、などなど)に対してのサポートを熱くするべきであって、「無料化」「現金支給」というのは、アイデアが思い浮かばないことの証明でもあるような気がするのです。


もうちょっと期待していたんだけどな〜。でも一番期待していたのは予算の無駄遣いなので、そこは事業仕分けにはそれなりに期待はしています。それがコケたりたいした成果を出せなかったら正直この政権は厳しいですね。