PS3は巻き直し出来るかな!?(日経ビジネス)
PS3のソニー・コンピュータエンターテイメント,その立て直しについての特集記事「原点回帰で復活めざす」が今週の日経ビジネスに掲載されてました。
Wii,DSの任天堂と何かと比較されるSCE。PS3の失敗のイメージもあり叩かれている感じですが,言われてるほど悪くないんだ,って思いました。
予想外だったのがPSPの検討。DSほどではないけど,3500万台が世界で普及していて,この3月期でも1300万台売れそう,というからかなりのもの。
PSPはリメイク版が多くてあんまり魅力的なソフトが少ないように感じるけど,PS2に匹敵する性能を発揮出来るみたいなんで,PS2のゲームを外で出来る,っていうのが意外とウケてるのかもしれない。
ワンセグとか画面のきれいさとかのゲーム以外の性能も魅力みたいなのだが。
PS3については,記事で課題として書いているように,いかに魅力的なソフトがたくさん出てくるか,が普及には欠かせないので,ソフト開発会社への支援など含めてぜひとも頑張って欲しい。
また記事は戦略の間違いを指摘していた。半導体「cell」などハードの性能を高らかに言っていたけど,結局はそれで何が出来るか,が重要になってくるわけで,それをもっと具体的に提案しないといけない。
次世代DVDで標準化されるブルーレイディスクや,ストレージ機能を持つPSP(そこがDSとの大きな違い)と共にネットワーク環境を構築出来るなど,出井さんがPS2時代に言っていたホームネットワークの中心の位置を担える可能性が出てきた。PS2時代よりもオンラインの重要性が増している今,「エンターテイメントデバイス」としての可能性を追求すれば,スゴイ可能性を秘めている,みたいな事が書かれていました。
ソニーが,PS3・PSPが,描いている未来はどんな風になっていくのか!?2008年でどういう世界が実現するか,何気に楽しみです♪