「すごい会議−短期間で会社が劇的に変わる!」 著者 大橋 禅太郎

すごい会議?短期間で会社が劇的に変わる!

著者である大橋さんが自らアメリカにわたりビジネスを起こした際に体験した会議方法を記載した著書。会議という人同士が顔を合わせて話し合う貴重な場においていかに効果的な結論を導き出すか、それを参加者のマインドの持ち方、参加におけるモチベーションアップの方法などが書かれていた。

こちらは皆が普段体験している日常の業務における会議がどうすごくなるか、と期待して読むと期待はずれになってしまうかもしれない。Amazonの読者レビューを見るとそんな感触を受ける。実際普段の短期間の業務というよりは、経営戦略を策定する会議だったり、半期や年間の部門の行動計画や施策を決定するための長時間合宿、などでの採用をイメージした方が良いと感じる。(最低でも4時間以上!?)
経営の話だったり事業戦略の話だったり、と上段からの話し方だったのは確かだが、考え方(会議の参加者が本音で意見を出せるような雰囲気作りをする、など)をうまくブレイクダウンすれば通常の会議でも生かせるかと思う。
しかしこれは会議の仕切り屋(会社で言えば上司)が読んで導入しないと、一担当者だけでどうこうできるレベルではないかな、と思うととりあえず考え方と会議に臨むマインドを学習した、と思えば良いのではないだろうか。

評価:6.0 (サッカー風で言う10点満点評価。平均点は6点)