Jリーグ2009最終節。鹿島アントラーズが前人未到の3連覇!浦和レッズも来期巻き返してほしい!

鹿島アントラーズ、おめでとうございます。やはりJリーグの常勝チームといえばアントラーズですね。今日の試合も悔しかったですが、素直に賞賛したいと思います。


決勝点、興梠の飛び込みも素晴らしかったですが、内田のクロスが絶妙だったからこそ生まれたゴール!かなり距離のあるアーリークロスで、ディフェンスも足を出せず、興梠のスピードも落とさない、さらに低いボールで背の低い興梠でもヘッドできる位置に蹴りこみました。素晴らしい精度のクロスで、ああいうクロスが出せればワールドカップでも得点をとれるチャンスは出てくると思います。今年不調だったみたいですが、さすが日本代表って思いました。

それに比べ、ウチの右サイドバックのクロスといったら・・・。


中盤での気迫こもったつぶしあいの試合でした。試合内容としてはそれほどハイクオリティではなかったですけど、闘志と気迫を前面に押し出したファイトがあちこちで繰り広げられました。

逆にいえば、今の浦和ではファイトすることしかできないということ。あれだけディフェンスで相手に体をぶつけ、いい位置でボールを取っていたのですが、本当に得点の臭いがしたのは後半ロスタイムのパワープレー時のみだったのではないでしょうか!?

とにかくプレーの判断が遅いのと、サイドチェンジが皆無ですね。パスの受け手ばかりの選手でパスの出し手がいないということが如実にわかります。


日本代表でのワールドカップ予選の最終戦であるオーストラリア戦、ここで俊輔と遠藤がいなかったら攻撃の組み立てができませんでした。それと同じことが言えそうで、やっぱりチームには司令塔というか、長い距離を高い精度で蹴ることができる司令塔タイプは必要なのだと認識しました。

全盛期のころのポンテも司令塔というよりはアタッカーのイメージがあったので、もう少し組み立て出来る人がほしいところ。とはいえ、日本全体を通して、若手で司令塔タイプは少なくなっているのですが・・・。


さて、優勝した鹿島アントラーズ。前半戦はぶっちぎりの成績で、このまま独走・Jが盛り上がらないまま終了かな〜!?って思っていたのですが、きっちり最終戦まで今年ももつれました。やはり混戦で最終戦まで盛り上がるのはリーグにとってはいいことだと思います。トップが勝ちきれない、独走できるほど質の高いサッカーをしていない、というようなことがあるかもしれません。ただ、ヨーロッパ中堅リーグのように、常に少数のチームが独走で優勝を分け合うリーグは面白くないので、これはこれでありだと思う。


勝ち点も34試合で66だから、平均2点取れていない。8敗もしているし、ヨーロッパも基準からいえば負けすぎかもしれません。得点力が低いと叩かれている浦和よりもわずかに8点多いだけ。失点がだいぶ少ないですが。。。でも、いいのです!


鹿島の偉業、久しぶりの日本人の得点王、ルーキー達の活躍、と今年も見所が多い1年だったと思います。来年こそはワールドカップイヤーでもあるし、打倒鹿島で全チーム気合いいれてやってもらいたい。

特に浦和レッズは頑張って〜!選手たくさん流出しそうな気配だけど・・・(TT)。