浦和レッズがギリギリの勝利&ジェフ千葉がついに降格!

FC東京浦和レッズの試合、原口元気が退場になった後に守りきるという守備の集中力ができて、なんとか1−0で逃げ切りました。気合いのこもった必死の守備はすごかったです。梅崎も足を吊るくらい必死に走っていました。


しかしこの内容はオジェック時代から見られる必死の守りによる逃げ切りパターン。1人少なくなったからしょうがないとはいえパスサッカーを標榜するならば、パス回しで相手の攻撃をいなす展開になってほしい。浦和のサッカーはやっぱりまだ変わっていないと思う。

前半は見所がまったくなかった。NHKでの山本さんがその原因を非常に分かりやすく解説していました。とにかく連動がない。エジミウソンの戦術理解力は低いのか、教えるレベルが低いのか・・・。とても2週間中断してじっくり煮詰めてきた、という感じではないんですよね・・・。


フィンケ監督の采配に疑問を感じている人も多いと思いますが、すでにオジェックエンゲルスフィンケと監督を毎年のように変えて結果が出ていません。ここまでくると低迷の理由は監督の力だけではないということがわかります。監督を選ぶフロント、実際にプレーしている選手たち。とにかく原因をはっきりさせないと低迷の期間は長くなってくる気がしてならなく、結構心配しています。

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そして心配なのがジェフ千葉。ついにJ2降格が決定してしまいました。フクアリが出来てから観客動員数も増え、暖かい千葉のサポーターも評判が良いので東京の緑のチームみたいにクラブがガタガタになることはないと思いますが、やっているサッカーがショボすぎてどうにもならない。

とにかくミスが多かった。本当に。


昔ジェフといえばユースに良質な選手がたくさんいて、低迷しているけど若手がどんどん発掘されていくという楽しみが非常に多かった。今はガンバにいる山口やレッズにいる阿部、京都にいる佐藤など。そしてユースや生え抜きで構成され、もっとも完成度が高かったのがオシム時代の2005年。あの頃のジェフの試合は本当に見るのが楽しくてワクワクする試合の連発だった。
正直今のJリーグであの時のジェフほどワクワクさせられる試合を見ることはかなり少ないように感じる。


でもいつしか若手が全然出てこなくなり、野村再生工場ばりに他チームで出場の機会に恵まれない選手が集まるクラブとなってきてしまった。いつの間にかクラブのポリシーが激変してしまったのです。お金はかかるけど成果が出ない悪循環に陥ってしまいました。


資金が豊富ではないジェフが復活するには、一昔前のようにユースの強化に努め、新しい選手をどんどん登場させていくしかないように思います。現状の、J1他チームで確固たるレギュラーを取れない選手の補強でチームを構成するのは本当に厳しいと思う。

ただユースの育成というのは非常に時間がかかる問題。そして確実にいい選手が育つわけでもないからリスクが高いのも事実。ただジェフ千葉というクラブが再びJ1に返り咲いて、降格争いをしないチームになるためには、若手育成の道しかないように思う。


日本代表全体のユース世代も弱くなってきています。日本のユース世代の強化、そしてA代表の強化のためにも、多数の優秀な選手を送り出した実績を持つジェフ千葉にはぜひ期待したいのです!

とにかく、ジェフ千葉のサポーターのため、そして日本サッカーのため、ジェフ千葉にはぜひ頑張ってほしいです!!