「クララ・シューマン 愛の協奏曲」を見てきました♪

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クラシック界では有名な、クララ・シューマンをめぐる愛の物語。夫は大作曲家であるロベルト・シューマンで、その弟子であり、シューマンの奥さんで天才女流ピアニストと言われていたクララに想いを寄せていたといわれているのが、こちらも大作曲家ヨハネス・ブラームス。この3者の関係を描いた作品です。


決してドロドロの不倫、という展開ではなく、ブラームスの清いまでの純愛だったようです。ブラームスは結婚しなくて生涯を送ったし、クララもロベルトが自殺した後も、生涯にわたってブラームスとは結婚しませんでした。恋愛対象、というよりは「親友のような愛情」というのがぴったりなのかもしれません。


役者では、ブラームス役のマリック・ジディがとにかくカッコ良かった!ハンサムだし、ピアノを弾いている姿もかっこよかった!ロベルト役のパスカル・グレゴリーも天才と精神衰弱者の両面をきちんと表現できていた迫真の演技だったと思います。

クララ役もマルティナ・ケデックも演技はよかったのですが、ちょっとオバさん過ぎたような気が・・・。1964年生まれなので、45歳、ブラームス役のジディが1975年生まれだから34歳。

現実は、クララが1819年生まれで、ブラームス1833年生まれなので、14歳差ありました。ロベルトが死去したのは1856年なので、クララが37歳、ブラームスが23歳の時だから、実際はもっと若かったことになります。ジディは結構若く見えましたけどね。34歳には見えなかった(^^)。


映画自体は楽しかったし、劇場で聴いた音楽は迫力満点。実際に役者が直接ピアノを演奏はしていないとは思うが、指の使い方などはかなりうまく撮影出来ていたと思います!


そして、ストーリーの展開は、悲しさが増してくるのですが、その中で最後に「あの曲」を持ってきた時はグッときましたね!ネタばれするので、何の曲かは書きませんが、重い曲です。(でものだめで出てきた曲ではありません(^^))。

クラシック好きだったら、見てて楽しい映画かな〜と思いました♪
ただ、もう少しロベルト・シューマンブラームスの曲を勉強しているともっと楽しかったでしょうけど・・・。勉強不足を痛感しました(--)。