テニスウィンブルドン大会は壮絶な決勝戦でした(^^)。

ロジャー・フェデラーVSアンディ・ロディックの決勝戦は壮絶でした。5-7,7-6(8-6),7-6(7-5),3-6,16-14でフェデラーが勝ちました。特にファイナルセットのゲーム数は凄すぎです。

ロディックはサーブがほぼ完璧で、これだけゲームをしていたのにブレークされたのはたった1回だけ。それが最後の最後の1回でした。でもフェデラーも2回ブレークされただけなので、両選手のサービスの集中力は半端じゃなかったです。


今回マレーにロディックが勝ってしまった時は、フェデラーとの相性を考えてもフェデラー楽勝かな〜と思っていたのですが、まさかここまで盛り上がるとは思っていませんでした。負けた後のロディックに対するスタンディングオベーションは、素晴らしい試合を演出してくれた彼を称える観客の素直な気持ちだったと思う(^^)。


ただ最後はスタミナ切れでした。サーブは何とかキープしていたものの、ストロークラリーはほとんど続かなくなっていましたからね。ファイナルセットはフェデラーからゲームが始まっているため、常にフェデラーが先行になっている形でした。なので、自分のサービスは「追いつく」ためのサービスゲームで、「リード」するためのサービスゲームではないところが辛かったですね・・・。


それにしても素晴らしいのはフェデラーの勝負強さ。昨年後半から全仏まではここ一番での勝負弱さが出ていて、それが全盛期ほど勝てない要因だったのですが、マドリッド大会あたりから勝負強さが戻ってきましたね!まあトップ4(ナダル・マレー・ジョコビッチ)とはしばらく対戦していないから、というのもありますが、それでも彼らが怪我だったり勝てなかったりで脱落していく中、ずっと決勝まで残り続けていけるのは、安定した力の賜物なのだと思う。


この決勝戦も正直かなりピンチだったと思う。1セット目を落として、2セット目のタイブレークも2−6とまさに絶体絶命のピンチ。ロディックのサービスの質を考えると、2セットダウンは正直かなりきつい!と思っていたのですが、そこからまさかの6ポイント連取で2セット目を取り返しました。
後から考えるとこのタイブレークが勝負の分かれ目だったのかな〜と思います☆


これで再びフェデラーがランキング1位に返り咲きました。グランドスラム全大会制覇も達成し、グランドスラム史上最多の15回の優勝も達成できたし、ナダルがいないとはいえ見事な復活だと思います。
正直昨年から勝てなくなってしまって、このままダメになってしまうのでは!?とかなり心配していましたが、やっぱり彼は史上最高の選手ですね!


まだまだ27歳。彼のスーパープレーを堪能していたいです☆