キリンカップの意義!?変革は必要!?

セルジオ越後さんがNikkan Sportsのコラムで物申してましたが、キリンカップの意義をどう見出していくのか、強化なのかサービスなのか微妙なところです。

セルジオさんは、クラブチーム呼んだ方が強化になるって言ってたけど、全然そんなことないような・・・。秋春シーズンが終わった後に開催されているんだから、ベストメンバーかつ高いモチベーションのチームが来ない状況はクラブチームでも変わらないと思う。

ハイレベルの試合を期待したいのならば、まず開催スケジュール・時期を根本的に変えないと厳しいという感想です。


ただ、6月はWカップ本大会や予選、ヨーロッパならEUROなど、重要な公式大会が開催されることが多いので、それの調整試合という位置づけであれば悪くはないと思います。調整試合で強豪とマッチメークしてしまったら、コンディションのピークを逆に調整試合にあわせてしまって失敗する可能性が高くなってくるのではないでしょうか!?現に2006年のドイツ大会ではその過ちを犯しましたよね。明らかに直前のドイツ戦が一番いいコンディションでした。


ゆるいプレッシャーとはいえ、流れの中からの得点などをイメージしやすくなるため、苦戦して点が取れないイメージのまま本番に臨むよりいいと思います。そういう意味で、今年は流れの中で8得点をあげたわけで、いい練習になったのではないでしょうか!?


本当に強化につなげるための大会、ハイレベルな試合を提供したい大会、と位置づけるならば現状では無理だと思います。ただキリンは重要なスポンサー、アウェーでやるのならばスポンサーからは降りてしまうでしょう。キリンカップはいいとしても、ところどころある、1試合だけのホームの親善試合「キリンチャレンジカップ」の位置づけも考えると、国内でもしっかり強化に繋がるようなマッチメークをしないといけません。それには冠に価値をもたせないとね。。。


キリンカップキリンチャレンジカップなど分散しているキリンスポンサーのパワーで、何か大会を企画したら面白いのでは!?個人的には「環太平洋カップ」を見てみたい!実はアメリカ代表とかメキシコ代表とかと当たるのは結構楽しみだったりします。超強豪ではなく、でもしっかりとしたサッカーを展開するチーム。特にメキシコは日本が目標としやすいサッカースタイルでもあるし。
環太平洋ということでプライドを刺激できるようなプロモーションをしていけば今よりは盛り上がるのではないでしょうか!?

永遠の課題、カレンダー問題がありますけど。。。現状でスケジュールを入れ込むのは確かに難しいんですよね。。。
Jリーグは、もっと試合数増やして、逆ベストメンバー規定(最大出場試合数を制限)を設けていろんな選手を見たい!というのは前から書いていました。その場合クラブチームだから試合数増加はできるんですけど、代表の試合はベストメンバーとかないんで、厳しいですよね。年間に散っているキリンチャレンジカップをかき集めて1回で開催してしまえばいいかもしれないけど、そうなると招待国のスケジュールが厳しくなるし、年間を通しての代表強化も難しいし・・・。


とはいえ、東アジア選手権もいいですが、アジアとはあたりすぎなので、環太平洋とか、そういう趣向が凝れそうな企画を協会とキリンでなんとか考えてもらいたいな〜って思います☆