アメリカは内向きの姿勢にならないか心配

<ロイタービジネス:雇用の海外流出もたらしている企業向け税控除措置を撤廃へ=米大統領>

<NIKKEI NET:オバマ米大統領「日本は内需拡大を」 首脳会談、ドル信認維持>


日本・中国などは貿易だけでなく内需を拡大しなければいけない、というのは確かに必要だなとは思います。外需に頼っていた好景気だったからこそ、世界景気が落ち込んだ時に、金融ではダメージが少なかった日本の実体経済が大ダメージを受けてしまいました。内需を拡大するのは重要ではありますが、とはいえ日本で内需拡大はどれほどあるだろうか?モノが既に豊富にある現在、消費が一気に伸びることは考えづらい。

間違っても財政出動とかで経済刺激、となったらダメだと思うのです。そのためには環境系の商品など、新たなイノベーションを巻き起こさないといけないので、より一層の創意工夫が求められていると思っています。


アメリカの要求はそういう意味で、間違ってはいないのですが、ロイターの記事を読むとアメリカ国外にアウトソーシングを出している企業の税制優遇制度をストップするという。ITではインド、コールセンターではフィリピン、という話を良く聞きましたが、そういう手法がとりづらくなってくるのでしょうか!?


アメリカの景気刺激策にはバイアメリカン条項も盛り込まれているけど、雇用だけでなくアメリカ製品優先!という規制が本格的になりそうな予感。
そうなってしまうと輸出中心の日本の経済が立ち直るのは相当時間がかかりそうな予感・・・。


ビジネス手法を抜本的に変更していかなければいけないのかもしれません。