「ジェームズ・スキナー来日特別講演会」 講師 ジェームズ・スキナー


著書「7つの習慣」や「成功の9ステップ」で有名なジェームズ・スキナーの講演会。あなたは成功するために生まれてきた、というキーワードを元に、成功するためのマインドの持ち方・特別な能力は必要なくきっかけをつかめば成功できる、などの講演内容。


あまりジェームズ・スキナーという人は知らず、著書もまだそんなに読んでいないのだが(TQだけ読んだ。)、1,200人規模のセミナーって見たことないからどんなんだろう、という興味が先に立ち行ってみました。


自分も、自分の会社でセミナーを開催しており、満員みたいな状況も味わったこともあるし、大勢の人が来ているセミナーにも行ったことがあるが、これほど本当に超満員、というセミナーは初めてであった。遅刻していったんだけど、本当に椅子が空いてないのね。かなり探してやっとすわれたんだけど。新宿文化会館の大ホールがびっしり埋まっている。これは驚異的だと思った。


ジェームズ・スキナーの講演も素晴らしく、聴衆を完全に惹きつけていた。自分は友人の体験談などを多く語り、わかりやすかった。


彼が言っていた負け犬の発想:「あの人は違うから・・・」
→たしかに良く使ってしまう。
でも実際成功している人は景気がどんな状況でも必ずいるし、成功者もIQが高いなどということはなく普通の人と同じ、ということを強調していた。「ブッシュ大統領が皆より頭良いとは思わないでしょw」というのが面白かったしw。

違いは「自分の目的を明確にし、目的に沿った仕事をする」「そしてそれを絶対にやり遂げる、というガッツ」なのだという。
目標設定は苦手だし、飽きっぽい自分はガッツがない・・・。反省だね。

その他では、専門家というのは「出来ない理由を全部知っている人」である、という。知識がある故に障害が良く見えてしまい行動が出来ないから、ということだそうだ。ただ「それは難しい」とか「それは無理だ」とか言っていたら物事は進まない、だから「どうすれば実現できるのか?(実現させてくれるのか)」ということを考えたり質問したりする習慣をつけることが大事だ、とあった。そう聞いてその結果を持っていけばさすがに相手もやらざるを得ないだろう、という方法。


最後の締めも心にしみた。
「人間誰でも必ずいつか死ぬ。必ずこの世から去るときが来る。」だからそれは避けられない事態で、恐怖を感じていてもしょうがないから受け入れるしかない。重要なのは人生の終わりの時期を迎えるころに「何を想うか?」が大事。たいてい後悔する場合、というのはチャレンジしなかったとき。チャレンジして失敗したときは、それはリスクを取った「自分の物語」として蓄積できる。失敗したこと・成功したこと、などなどいかに「自分の物語」をすることが出来るか、が重要。
そのために枚地に精一杯生きることがこの世に生まれたものとしての義務である。「今日が残りの人生の始まりの日」・・・。

どれだけ自分の物語が出来るか、1人の作家として、自分の物語作りっていうのが一番大変かつ一番面白いものになるんだろう、という感覚を持った。面白い物語・ストーリーを作っていかないと、ね。