「ＳＡＹＵＲＩ」 監督 ロブ・マーシャル

第二次世界大戦時期での日本の芸者の文化を題材にしたハリウッド映画。チャン・ツィイー主演。芸者の形と文化を題材にした純愛物語。

マレーシア旅行の行きの飛行機の中で見た。結構面白かったと思う。芸者の文化、というものは良く知らないので何とも言えないが、芸者の描き方には賛否両論ある様子。ただ恋愛物語と考えるとそう悪くはない。

とにかく、チャン・ツィイーが美人過ぎ。惚れ惚れするね。あと渡辺謙は相変わらず格好良い。ラストサムライもそうだけど、渡辺謙が歴史者をやるときは本当に似合うし、格好良い。あとは子役の大後寿々花ちゃん（というらしい）がかわいかったし演技が上手かった。ドラマとかにも今後登場してくるのかな！？

でも描かれている部隊設定とかはまだほんの60〜70年前の世界、だと考えると、この時期の発展は目を見張るものがある。映画始まったばっかりの時は時代設定が良くわからず、街並みを見ると江戸時代かな、と思ったけど、昭和初期を設定しているとの事。主人公がそうだったように、当時も人身売買（養子の形にしろ）が行われていたのは少し前。映画の登場人物も自分達で切り抜けなければ生きていけない世界。芸者の世界でも何でもトップ層としてならなかえれば満足な生活は送れないし、生きてもいけない。戦後も含めて、いかに当時は厳しかったか、が良くわかる。

映像や部隊セット・ストーリーはまあまあ面白かった。特に主人公の成長している様子と、一途な片思いを貫いていく純粋さは爽やかさを感じる。感動、というシーンはほとんどなかったが、ハリウッドから見た日本人・日本人の女性がどのように描かれているのか、というのも新鮮で、見ると面白いと思う。

評価　6.5（サッカー風で言う10点満点　平均点6点）

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