「ドラゴン桜の非常識な成功法則!!」 講師 三田 紀房・鮒谷 周史

akk-DAIfun2006-04-08



今評判となっている漫画「ドラゴン桜」の著者三田先生と、あの日本NO1メルマガ発行人の鮒谷氏がジョイントして開催したセミナー。漫画家としてドラゴン桜を成功に導いた要因はいったい何なのか?鮒谷氏曰く、三田先生は中小企業の経営者みたい、という考え方などを話したセミナー。


いまさらながらの感もあるが、ドラゴン桜を最近読んでいる。はっきり言って面白い。これを読むと勉強も面白くなるんじゃないかな、と結構思う。もちろん漫画の世界のように上手くはいかないかもしれないが、考え方などは大変参考になるのでは。

セミナーの質疑応答の際に、「ドラゴン桜の勉強方法どおりにやったら本当に東大に受かりますか??」という質問があったが、その回答として、自分の可能性を確かめたり、自分を過小評価せずにもう一段高いレベルで挑戦することが大事だということをメッセージとして伝えたかった、というような趣旨の事をおっしゃっていた。なるほどな〜と。
人間、自分のことを過小評価していることが多い様子。・・・だから出来ない、とかついつい安全な道に逃げ込んでしまう。どうしても失敗などのリスクを考えてしまうが、それもたいしたことではないのかもしれない、と思えば気が楽になる、と思う。


そのほか面白いな、と思ったのは、ドラゴン桜の連載開始時は話のストーリーが違っていたらしい。企業再生の話を書く予定で連載をスタートさせたが、第1話目の後の読者感想文で、教育の話のほうが面白い、という結果が出てきたため、急遽教育漫画に変えたそうだ。ついつい長い間準備や仕込み作業をすると、それがもったいなくなるために元の予定のまま進んでしまいそうだが、それにこだわると良いものが出来ないそうだ。要は「思い切りがあるかないか!?」が大切だ、ということ。


そのほかドラゴン桜は普段漫画を読まない母親層に売れたり、と、従来の漫画の読者とは違う市場で商売できたことが大ヒットにつながったとの事。自分の求める市場で勝負するのは比較的イメージがつきやすいが、それでは大成功はしない。本当に大成功するには本来のターゲット市場以外から取り込むための工夫をすることが大事、だとのこと。
自分達も商品をプロモーションしていると、当然ターゲット市場を考える。マーケティングもそうだが、既成概念を壊すような発想が出来たら本当に成功するんだろうな、と思う。非常に難しく、頭の柔らかさを見せないといけないが、日々「なぜ?」と思って問い直すことが重要になってきそう。


あの平成進化論の鮒谷氏も見ることが出来たし、良い話もたくさん聞けたし、決して安い値段のセミナーではないが言ってよかった、と思う。これからも高い意識を持って頑張っていこう!