「ジェネレーションYの企業家に聞く」  講師 佐藤輝英・家本賢太郎・牧兼充


<夕学五十講座>
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1970年代生まれの経営者はジェネレーションYと呼ばれている。今回はベンチャー企業の経営者2名(佐藤氏・家本氏)を招聘し、牧氏をコーディネーターとしてパネルディスカッションを行った。正確には家本氏はまだ24歳!なので、ジェネレーションYよりは若いのだが。


30歳と24歳の経営者。30歳の佐藤さんは10年、24歳の家本さんも9年もビジネスをしているという。特に家本さんは15歳から起業して現在に至っているとか。すごい。


自分でビジネスを起こし、さらに上場している企業を作っていっているのはすごい。チャンスを見つける目と、それを逃さない行動力などを感じることが出来た。
今はITを使ったベンチャーが多い。それはITの変化が激しいこと、ITは小さく始めることができ、だんだんと大きくすることが出来る技術であることが理由らしい。

牧さんが質問で、もしITがなかったら何をしていた?という質問で、やはり変化をキャッチアップして、その変化を人より先に捉え生かし行動していくことが企業などビジネスをしていく上で大切だ、というようなことをおっしゃっていた。


また印象に残ったのはスピードの違い。やはり大企業の経営者クラスと話すことが良くあるらしいが、スピードの違いを痛感するとの事。ベンチャークラス(それでも上場企業で年商は100億以上)だと1日で決定できることは大企業では30日かかる印象がある。要は30倍も時間がかかってしまう、ということ。これはすごいね。ベンチャー企業が2ヶ月かかって行う施策は大企業だと2年もかかってしまう、っていう感触らしい。2年前ってどんな社会だったっけ?もうこの2年で社会は大分変わってきた気がする。そうするとやはり成長率という意味では勝てないよね。


従業員の満足度向上も言っていた。ベンチャー企業に来る従業員は元からして起業意識が強い個性派が揃いやすい。ただそうであるがために会社への忠誠心やモチベーションの維持には気を使っているという。猛烈に働く場合、1ヶ月や2ヶ月は持つが、それ以上になるとモチベーションがグッと下がって生産性が落ちるから、ワークライブバランスは必要で、休養などもしっかり取ることが大事、という社風を作ったり、自分の業務によって企業が成長している、ということを経営者が見せることによってモチベーションが上がっていく、そのための仕掛けつくりなどをしている、ともいっていた。

ウチのグループはまだ大丈夫だけど、同期や一緒に仕事をしているSEなどはズーっと忙しく、遅くまで長時間猛烈にやっている。稼げていないし、だからこそ仕事を増やし、それにより労働環境が悪くなり、またモチベーションが下がって生産性が落ちている、という循環にはまっている所も結構あるような気がする。
顧客満足度ももちろん大切だが、元気な従業員がいるところは心にも余裕があるし、いろんなチャレンジも出来て、結果的に顧客満足の向上につながる気もする。そうすると従業員満足度をもっと高めていくような仕掛けが経営者などももっともっと考えていく必要があるだろう。


まだまだ甘い自分の業務のスピードをどんどん早くしていこうとは思うし、自分達の仕事のことも積極的にアウトプットしていって、企業全体とはいわないまでも、グループや事業本部の成長を実感出来るような仕事をしていきたいし、そのためにももっと努力する必要がある。

前の部長には、「おまえは頭ではわかってるけど、行動が伴わないんだよな〜」といわれており、確かにその気が結構ある。頑張って行動していかないといけないね。

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