「国会は国民の目線でていねいな論戦を」


日経新聞社説>
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20060206MS3M0600406022006.html


衆院予算委員会が始まった。官製談合問題やライブドア事件などが主要の議題になる。談合問題で民主党が効果的な対案が出てきたのは評価される。しかし与党が大多数を占めている状況で質問時間のほとんどを与党が占めていて緊張感に欠けている。時間配分の見直しと共に、与党および首相も国民の目線に沿った姿勢で丁寧に説明することが大事、だという要旨。


小泉首相の支持率が急落した。まあそれでも45%と、5年あまりの長期政権にしてはかなり高い数字であるが・・・。


談合事件は防衛庁だけの問題ではなく各省庁もきっとあるはずだ、と社説では言っている。談合によって高コスト体質が維持されているならば納税者(これは企業の売上と違って強制的に徴収される。)としては納得が出来ないし、強制的に徴収するからにはきちんとコスト削減の努力は必要だろう。


民主党はじめ野党もキチンと対案を出して、それを丁寧に説明すること。ただ単に批判しているだけではまったく面白くない。前原党首と小泉首相との違いがあまり分からなくなっている、という批判も党内にはあるようだが、思想などががらっと変わってしまっては困る。劇的な違いではなくて、どちらがより実行力があるか、というのを見ているわけなので。


談合問題を始めとする財政問題、税金問題でより効果的な、しかも素早い討論を展開されることを望みたい。