「イランは安保理付託を重く受け止めよ」
<日経新聞社説>
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20060205MS3M0500805022006.html
国際原子力機関(IAEA)緊急理事会が4日に、イランのウラン濃縮を含む核を使った活動を禁止する決議を行った。イランは強硬姿勢を強めているが、国際社会からの孤立化を防ぐためにも決議を重く受け止め決議を遵守するように提言した内容。
北朝鮮が核開発を進めているとしても経済的に極度の貧困状態にある国なのだから実際に平気として使えるまでは作れないだろう、という安心感があるが、石油産出国として豊富な資金をもっているであろうイランがもし核開発を行う、ということがあれば非常に脅威だ。
イランは核兵器を作るつもりはないという。しかしここ何年も核開発の疑惑が取りざたされているのは決してアメリカの策謀だけではないだろう。火のないところに煙は立たないのだから。
しかしなぜ核にこだわるのだろう。もし電力をはじめ本当に平和的なエネルギーが欲しい、というのであれば、ロシアでもって核燃料棒を作ってイランに持ってくる、という提案がある以上そちらを取り入れたほうが良いのではないだろうか!?核は有害なもので、原子力発電所を地元に迎えたくない、という人はたくさんいる。他で作ってくれる、というのならば提案に乗りたい気もするが。まあ自給自足ではなくなるので主権という意味で不安定さが拡大するかもしれないが。
核兵器にこだわることもあるだろうか!?抑止力が増す、というが核兵器は自爆兵器でしかない気がする。自分が使えばそれの数倍の量が降ってくるだろう。相手が使わないように、というのも、もし先制攻撃をされたら木っ端微塵になるだろう。高額な開発費と維持費を割いてまで開発するメリットがわからない。
核開発を行わない、しかしエネルギーは自給自足の体制を整えたい、ということであればいつでも査察に応じる体制にしておく必要があるだろう。情報開示こそが信頼を得る道であるし、諸外国もいかにイランの情報を入手するかが大事。
石油産油国として日本もイランに頼る部分は多い。日本とイランの関係も良好なことからぜひとも平和的な解決をしてもらいたいと思う。
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