「農協改革を避けて農業は再生できない」


日経新聞社説>
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20060128MS3M2800F28012006.html


農産物の世界貿易自由化のためのWTOの交渉が始まった。日本の農業もグローバルな競争にさらされることになるが、現状のコスト構造を作ってしまっている農協を改革しないことには競争には勝てない、という内容。


日本の農業はどうなるのか?いかに農協を改革してコストを削減する、といってもアジアなどの安い生産コストで作った食物が輸入されるようになったら、とうてい価格訴求力はかなわないのではないだろうか?もちろん現状のままで良いというわけではなく、可能な限りコスト削減には取り組んでいかなければいけないだろうが・・・。


でも海外から輸入されることは脅威だとは思うが、どれほど影響があるだろうか?例えば米だって、たとえタイ米など外国産のお米が輸入されたからといって、日本のお米から乗り換える気は自分はしない。やはり圧倒的に日本のお米のほうがおいしいと思うし。
牛肉とて、オーストラリア産やアメリカ産があろうと、松坂牛の売り上げが落ちることはあまりない気がする。


物価も含めて高コスト体質である日本は品質・ブランド勝負で行くしかないのではないだろうか?有機野菜なども脚光を浴びているように、手塩をかけて育てて、きちんとしたブランドを確立し、宣伝し広めていき、高級化路線を行っても良いと思う。

販売の方法も、インターネットを使って直販に取り組んでいる農家もいるらしい。「食の安全性」なども大きく取り上げられるようになってきた昨今、安ければよい、という人は減ってきていると思う。日本の農業業界ももっとビジネス的な感覚を持っていくのも必要なのではないか、と思う。