「徹底した国会論戦で課題解決の道筋を」


日経新聞社説>
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20060120MS3M2000I20012006.html


小泉政権最後の通常国会が開催される。財政問題耐震偽装問題・対アジア外交皇室典範改正問題など課題が山積みの中与野党通してきちんと議論をしてひとつづつ解決していかなければいけない、という内容。


小泉政権は本当に選挙を経ずに終わってしまい、新しい首相になってしまうのだろうか・・・?去年の総選挙でそこまでを見据えて国民が選択したことになっているのだからしょうがないが、一国の首相を決めるのに何か国民が置いていかれているような気がして(最近騒がれている後継者問題だって結局密室でないの!?)何か違和感がある。やはり大統領選みたいに国民のトップは選びたい。


国会で耐震偽装工事の問題が取り上げられ、証人喚問までやってほぼ何も証言を得ることが出来なかった、という失態を犯したことはまあ置いといて、この問題は氷山の一角で、スケープゴート的に今回出てきたが、次々と他の問題も出てくるかな、と予想していた。だけど今のところそういう動きは出てきていないね。次から次に疑惑が出てくるライブドアとはちょっと違う。コスト削減のための耐震偽装はあまりないのかな!?
でも偽装云々以前に、耐震基準を満たしていない建物はわんさかあるのに、その辺はどのような解決点を描いているのだろう・・・?


ライブドアショック"違法"ではなく"脱法"だ、という言葉があったように、大規模な金融市場が出てきたのを監視したり暴走を防ぐ機関や仕組みがないのは正直怖い。マネーゲームは実態の伴わない、物理的ではなく論理的なビジネスなのでいつ影も形もなくなるものかわからない、漠然とした怖さがある。


アジア外交は本当に頑張って欲しい。何か道筋が見えるかな!?即刻治安が脅かされることはあまりないだろうが、政冷経熱と言われている中国の関係も行き過ぎると経済関係も冷え始めてしまう。あの巨大な市場が冷えてしまうといろんなところに影響が出そうな気がする。


皇室は第一子で良いんじゃないの?かつて女帝もいたことだし、女王の国もたくさんあるわけだし、確かにイデオロギーの問題ではあるが、皇室をなくす、とかっていうインパクトがあるわけではないのだから、どうしても今まで取り上げた問題に比べれば小さいと思う。さっさと結論を出して、その時間をどんどん上記の問題に解決することに当てて欲しいのだが・・・。