ナダルが訴えているテニスランキングの2年間サイクル制は賛成ですね〜

<Tennis365:ナダルがランキングの2年制への大改革を唱える>

現行1年で数値化されている、ATPテニスのランキング。

ATPのランキングは、大会出場して所定の成績を残していくと、ポイントが加算されていきます。ただポイントが加算するだけでなく、減少の部分もあります。大会の有効ポイント期限は1年間しかないため、前年に出場した大会が同じであれば、前年と同じ成績を上げない限りポイントが下がってしまうのです。

その加算と減少を組み合わせてランキングポイントを作っているので、少しわかりにくいのと、前年と同じ(規模)の大会を出場し続けなければならないのが辛い。
そのため負傷すると一気にランキングが下がってしまうし、マスターズローマ大会のように、世界第4位で初戦で負けたマレーが、世界第3位で準優勝したジョコビッチを抜いて世界3位になってしまう、という現象も起きています。


テニスはランキングによって大会のシードが決められてしまうため、ランキングが下がってしまうとなかなか浮上しにくいのが現実。常にトップクラスのシード選手と早い段階で当たってしまうので、なかなかポイントも獲得できずにずるずるとランキングを下げてしまう。
元世界1位のサフィンやヒューイットが一向にランキングをあげていないのも、常に早い段階で強豪と当たってしまっているからです。(まあ実力が落ちてしまいシード選手に勝てなくなってしまった
、というのもあるとは思いますが・・・・。)


マスターズシリーズ1000でトップ選手が出場義務が課せられてしまいましたし、クレーコートで恐ろしいほど勝利を挙げているナダルは、ランキング維持のために毎年毎年大会に出て優勝しないとポイントが下がり続けてしまうのです。

そう考えると確かにそれは辛い。そのため過密日程やプレッシャーなどなどで燃え尽き症候群なんかも結構あるみたいです。
そういう意味で、数年ランキングの上位を維持しているナダルフェデラーはやっぱり別格というか凄すぎなのだと改めて思ってしまいます。


錦織選手も怪我をしてしまったため、前年に出た大会に出れずにランキングが急下降してしまいました。早く復活してくれることを願っています。