今更ながらナビスコカップについて


先週からサッカーのナビスコカップが開幕しました。浦和レッズの優勝だったり、ジェフ千葉大分トリニータの初優勝といった新鮮さもあり、決勝は満員になるなど、「決勝」に関してのコンテンツ力は上がってきていると思います。それは苦しい時から頑張って盛り上げてきて、11月の文化の日近辺に決勝!という確固たるスタイルを築くことができたからでしょう。そこは関係者の皆さんはすごいと思います。


でも盛り上がっているのは決勝(もしくは決勝トーナメント)だけではないでしょうか!?毎年の予選リーグなんて観客動員数は全然伸びないし、ベストメンバー規定が騒がれるのも大抵ナビスコカップな気がします。
せっかく決勝が良い大会に育ってきたのに、非常にもったいない気がします。


ジェフ千葉柏レイソルと3月になって2回対戦しました。昨年も名古屋かどこかが同じチームと立て続けに対戦していた気がしますが、WBCの日韓戦や日本代表・バーレン代表みたいに短い期間で何度も同じチームと当たるのは正直面白くないです。新鮮味もないですし。


今年のナビスコカップは1回戦総当りのリーグ戦なので、昨年までよりは対戦数は減るかもしれないですが、奇数チームの1回戦総当りなので、地域主義を貫いているJリーグがホーム&アウェーの原則を崩してどうすんのよ!!っとも思ったり。

それはナビスコカップだけでなく、J2も3回戦総当りなのできっちりホーム&アウェーじゃないのが公平なのか疑問。でもJ2は一応各チームはホームとアウェーの開催数は同じなのかな!?ナビスコは違うので、不公平感はナビスコの方が多そうですが・・・。


J2も18チームになったのだから、きっちりJ1と同じく34節2回戦制でいいのではないでしょうか!?代表活動でJ1が実施中もJ2はやっているので試合数は必要なのかもしれませんが、だからこそナビスコカップを「Jリーグカップ」にして、J1/J2/JFLが参加できる大会にすればいいと思う。
イギリスでもFAカップリーグカップカップ戦は2つあるし、何より下のカテゴリーのチームが上のカテゴリーのチームを破るジャイアントキリングがおきやすいのがカップ戦の醍醐味ではないでしょうか!?


天皇杯があるじゃないか!という話も確かにありますが、天皇杯は完全トーナメントにして、ナビスコカップはJリーグカップで予選リーグ形式などを設ければ差別化はできると思います。
J1同士の試合数をJ1以外で対戦したいのを見たいとはあんまり思わない。逆に違うカテゴリーのチームと公式戦で対戦するのが新鮮味があって面白いのではと僕は思います。

J2チームにとってもJ1チームと公式戦で対戦できるとなると、観客動員数にもある程度貢献できるのではないでしょうか!?岡山VS浦和、岐阜VS新潟とかだったらホームチームは結構盛り上がれる気がします。J2チームも現状では昇格しないとJ1と公式戦で対戦できるチャンスはほとんどないので、そういう機会があってもいいのではないでしょうか!?


ナビスコは決勝の価値の高さ、若手育成(ニューヒーロー賞などにみられる)というコンセプトがある素晴らしい大会だと思うからこそ、現状があまりにももったいなさ過ぎる。もっとJリーグ全体を見たコンテンツにして欲しいな〜(^^)。