パナソニックの苦戦と、マクドナルドの絶好調

<ロイターニュース:パナソニックが09年3月期当期赤字3800億円、工場閉鎖・1万5000人削減へ>

<NIKKEI NET:日本マクドナルド、前期売上高最高「お得感」で節約需要取り込む>

ついにパナソニックも大規模赤字とリストラ策を発表しました。これで日本の製造業は全滅の様相を呈してきました。
ニュース記事によると、部品からパネル・最終製品まで一貫生産する「垂直統合型」のビジネスモデルがつまづいて赤になってしまった、というようなことを書かれています。だけど、今週の日経ビジネスSonyのテレビ事業を特集していて、「水平統合型で垂直統合型にできていないからサムスンには勝てない」みたいなことを書かれていたが、果たしてどっちが本当なのだろうか・・・?
まあそのサムスンも大苦戦っぽいですが・・・。製造業はやっぱり今は苦しそうです。


一方、外食の雄のマクドナルドが前期の売上高が過去最高で、利益率も大幅に伸びたということ。ユニクロをはじめ、この不況時代でも確実に儲かっている商売があるということを表してくれました。

特にマックは、消費不況で外食費用が減っている+ファストフードですら減っている、という外部環境にも関わらず業績を伸ばしました。100円メニューなど低価格化で勝負していますが、決して薄利多売ではなくて、きっちり利益を上げられるビジネスモデルを作り上げている感じがします。

もしかしたらインフラ事業のように、不況には強くて好況時には目立たない、というビジネスモデルなのかもしれないですけど、こういう時代でも儲けを出せるところに強さを感じます。こういう、不況時でも業績を伸ばせるようなビジネススタイルを発見していく、あるいは景気の底を打った時に一気に飛躍できるように、この時期にいかに“仕込み”ができるか、という姿勢で頑張っていかねばな〜と思っています。