「BSE、農相の説明責任は重い」


日経新聞社説>
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20060130MS3M3000730012006.html


BSE問題でアメリカ産牛肉が輸入停止になってから2年ちかくたち、昨年12月にようやく輸入最下位となったが、1ヶ月とたたないうちに特定危険部位が混入されていたことが判明し、輸入停止になった事件。農水省・厚生省の関係者がアメリカの食肉処理施設に事前に視察に行く予定だったが、結果的に事後になってしまった。それの原因はオペレーションのミスか、政治的な思惑か?今回の事件はアメリカが全面的に悪いが、日本の食の安全を守るのは日本の役目なのだからしっかり説明しろ、という内容。


なんか2年近く輸入を停止していたにも関わらず、あっさりと輸入最下位を認め、しかも不手際まで発生するとは、あきれてモノも言えない・・・。これでは吉野家のようにずっとアメリカ産牛肉がなくて経営に困り、安全な肉の輸入再開を待ち望んでいた人たちがかわいそうだ。


ブッシュ大統領も強気な発言をしたとかいう情報もあるが、それは日本が政治的な駆け引きを優先した結果による輸入再開が原因だったからではないか!?つまり既にアメリカの方が強い立場にいた気がする。でないのならアメリカもこんなお粗末なことをするとは思えないし・・・。既に日本はなめられているね。


今週の日経ビジネスの特集も「食」だった。自給率が低い日本は食に関してどのように考えているのか?そしてそのビジョンを基にアメリカ産牛肉にどのように対処していくのか?

さすがに今度は政治的な駆け引きのみでは輸入再開は出来ないだろう。同じ問題が起こったら到底世論は黙ってはいないだろうから、保身に長けた人たちがそんなリスクを冒すとも思えない。どんな結末になるだろうね!?