ブランドは統合した方がいいのか、それとも個別の方が良いのか・・・?

先日テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」で中国で展開している東芝グループが共同ブランドを立ち上げてプロモーションする様子を特集していました。
東芝は中国に現地法人を60個以上も作って、製品ごとにバラバラにブランド化をしていたらしい。
それを統一のイメージで行う方向に大きく舵を切った。


このブランド戦略は、消費者から見れば判りやすくなるので、ありだと思う。テレビでのインタビューで、「東芝はPCメーカーだと思っていて白物家電を作っているとは知らなかった」という声が紹介されていたが、まさに各自バラバラでやっていたために発生した問題だと思う。

ただ、共通の統一ブランドでのプロモーションを行うからには、そこで採用される製品なりサービスなりの数はどうしても限られてしまい、そこに取り上げられないニッチな製品をどれだけプロモーションできるのだろうか・・・!?


ウチの親会社もブランドの統合化を進めているが、どうしても子会社に対しての規制の面が強くなっているだけに感じてしまいあまり効果を発揮されていない。製品の選択と集中を行ったうえでブランド統一でプロモーションをかけていくことが重要になってくると思うのだが、それを行わずに単に子会社は独自にやるな、といわれるとそれは子会社の立場からすると厳しい。
中国での東芝現地法人はそこをどのように乗り越えているのか、現場の意見を聞いてみたい気がします。

しかしブランド統合のデメリットとして、番組でコメンテーターのフェルトマンさんが言っていたのは、「ブランドを統一すると、何か1つの製品でコンプライアンス上の問題などが生じると一気に他の製品にも波及してしまいダメージが大きくなる」ということをおっしゃっていた。

パナソニックの社名変更とブランド統一に見られるように、大手企業はブランド統一という方に向かっているが、果たしてどちらが良いのか、よくわからないところです。ただ消費者の立場からするとやっぱり統一されていたほうがわかりやすいかな〜・・・。

と、子会社のプロモ
ーションを担当している身としてちょっと考えさせられる特集でした(^o^)//。