「金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法」


金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法


金持ち父さんシリーズ。今回は「レバレッジ」(てこ)というキーワードを使って、金持ちになるための考え方や習慣、(少しだが)投資に関する解説、などが書かれた本。いつまでに引退することを目標とするか、視野を広げよい習慣を作り行動をしていくか、他人資本を使って早く資産を築く、などなど。


ちょっと読むのに時間がかかってしまった。内容的には同じようなことを繰り返し言ってはいるのだが、今まで読んだ2作に比べてあまり読み進めることが出来なかったかな!?

誰にでも出来る習慣として「会計士を雇う」や「成長し続けること」とある・・・。たしかにわかるけど、いかにもキヨサキ風って感じで少し受け付けない部分が。(こういう発想がブレーキになってしまうのだろうが・・・。)


面白いなと思ったのは言葉の使い方と考え方。未来というのは誰も実現していないことであるから、いわゆる「嘘」である。しかし使っている言葉によってその「嘘」が本当になってしまう。逆に良い言葉を使っていれば、その「嘘」も実現してしまうかもしれない。

わかる気もする。「無理だ〜」とか「難しい〜」とか言っているものはあまり実現できていない気がする。例えば自分的には基本情報処理試験の資格もず〜っと「無理だー」とか「いらないじゃん!」とか言っていたのだがずっと落ち続けてた。でも去年の春受かったときはひたすら周りの人にも「受かりますよ」とか強気に言ってみたから受かったのかな〜とも少し思う。(自己採点が大分おかしかったので怪しいところはあるが。)

まあもちろんそれだけが要因ではないが、言葉に出すことによって自分の意識を高めるというかやらなければいけない、という意識が生まれるのではないか、と思う。

資格という面で、秋の「情報セキュリティアドミニストレーター」は受かると宣言しておこう。宣言はタダだし(^o^)。


著書でも金持ちは金持ちの言葉を使っている、そして「コンテンツ」ではなく「コンテクスト」が大事、といっていた。要は、いかに水をいっぱいもっていても、それを入れるコップが小さければ水があふれてしまう。ではコップを大きくすれば結果的に水の量も増やすことが出来る、とある。

「コンテクスト」を大きくするために、いろんな発想を取り込み、異なる世界の人と交流することで視野を広げて、良い言葉を使い、良い言葉に囲まれることが大事だと思う。
夕学だったりセミナーだったり、というのももっと参加していろんな話を聞いて、また自分も将来的にはセミナーを開けるような「コンテクスト」と「コンテンツ」を身につけていこう。

評価 6.5 (サッカー風で言う10点満点 平均点は6点)

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「消費がカギ握る今後の成長」


日経新聞社説>
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20060217MS3M1700L17022006.html


日本経済が4年近く好景気を迎えている。成長も内需と外需がバランスよく伸び順調。また個人消費もそれに貢献している。しかし消費税などの増税や医療費の自己負担額の増加など、消費者が財布の紐を締める要因となる課題は存在している。個人消費だけでなく、民間や公共の生産性向上や規制緩和による成長の維持が大切だ、という内容。


すごいね。好景気が続いている。でも「失われた10年」とかで散々経済不安を騒がれてからもう4年近くたつのか〜。あまり実感がない。
株価は2万円をつける、という人もいたりとまだまだ強気。企業の業績も良くボーナスも出てきていることから消費も弾んでいるとか。でも消費について、だんだんと持てる者持てない者の差が広がってきているのではないか、と感じる。いまや低価格だけでは売れず、高級なものがどんどん売れていく時代。正月の時なんぞは1億円の福袋だったり・・・。信じられないね。

かたや朝日新聞に連載されていた「高島平の団地」のように苦しい世界に住んでいる人もたくさんいる。そういう人たちは昨今の好景気は実感できていないだろう。


だからといって貧富の差をなくすためのサラリーキャップなどは設けるべきではないし、弱者救済のために財政出動をすることももはや不可能。
「金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法」に書いてあったが、本当に恐ろしいのは「無知」であることだと思う。金持ちになる方法、お金を生み出す方法は金持ちが知っていて、どんどん指数関数的に増やすことが出来るという。でも一般庶民はその方法を知らない。

まあそういった即時的効果を教えることは難しくとも、もっと勉強しよう、とか学びを推奨する仕組みを考えていくことが経済支援だけでなく必要だと思う。


ここでいう学びとは「微分積分」のような今行われている教育ではなく実生活に役立つことであることが必要。

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